Pearl , Diamond & Sapphire Gold Brooch・Pendant パール、ダイヤモンド&サファイヤ ゴールドブローチ・ペンダント
¥693,000
19世紀末になると、南アフリカで起こったボーア戦争の影響でイギリスへのダイヤモンドの供給が一時途絶えることになります。1880年~1900年頃のイギリスのジュエリーに、ダイヤモンドジュエリーが少ないのはこのためです。
その間ダイヤモンドの代わりに使われたのはパール。それもハーフパールと呼ばれるパールを真ん中から切って使ったものです。金の台座に隙間なくハーフパールを並べた優しさを感じさせるこれらのジュエリーは、女性を明るく華やかに演出してくれます。
本日ご紹介のこの作品は、真ん中にダイヤモンドを置いたパールの花から、三つ葉と花の蕾がそれぞれ四本ずつ放射線状に伸びたデザイン。蕾の下にはサファイヤも置かれています。
真ん中の花の部分は独立して作られていて、一番高い位置にセットされています。そして、その付け根から三つ葉と蕾が、斜めに傾斜をつけて、先端が一番低くなるようにデザインされています。
この高低差を作ることによって、身に着けた時に立体感が強調され、デザインがはっきりとして動きが生まれる。このわずかな差が、美しさを生む一つの要素なのです。
また、パールをセッティングしている部分をよく見ると、花びらや葉に置かれたパールは、縁よりも低い位置でセッティングされていています。金台を内側に彫り込んで低い位置にパールをセッティングしているため、造詣のアウトラインとパールの間にできる金の隙間が輝き、とても綺麗。これままた美しさを生む重要なところ。
パールとゴールドの優しさを感じさせるこの時代の作品は、現代の日本人の女性にとてもマッチする着け易いジュエリーです。実用性に長け、お洋服にも合わせやすい優れものです。*サファイヤが使われるのは珍しい。
動画:https://www.instagram.com/p/C0quHkuywCE/?img_index=2
◯製作年代:1890年頃
◯製作国:イギリス
◯素材:パール、ダイヤモンド、サファイヤ、ゴールド
◯サイズ:3.0cm
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