Lock Crystal Swivel three sides Intaglio & Silver Fob Seal 3面ロッククリスタル インタリオ & シルバーフォブ シール
¥50
SOLD OUT
3面回転式インタリオのフォブシールです。
側面に綺麗なカッティングが施された、ロッククリスタルの3面それぞれにインタリオされています。
まず、一つ目のこの面に彫刻されているのは、トップのクレスト部分に横向きの2枚の鷲の翼、
その下に王冠、その下は正面を向いた甲冑のマスク。盾の部分に薔薇(イングリッシュローズ)といった、堂々とした紋章が彫られています。
二つめの面には、トップに大きな王冠(ドイツ公爵冠?)、盾の部分は全体に横線が刻まれ、
その上からイニシャルモノグラムが彫られています。このイニシャルは、DSL の組み合わせのでように見えます。盾の一番上と下の部分がくるんと巻いたデザイン。
最後の面には、トップにモットーが EX OPTIMIS OPTIMA(トップの中のトップ)
とラテン語で刻まれています。そしてその下に彫刻されているのは、ミツバチの巣。その周りに飛ぶミツバチの姿も見えます。一番下の部分には花壇のようですね。これはなかなかユニークです!
ロッククリスタルのインタリオを支えるシルバーのフォブは、0.3cmほどの厚さで唐草をデザインした平面的な作りです。
中心部分(縦のラインがあるところ)のパーツが上下に可動して、一番下に作られたΠ溝の部分に、クリスタルの角のライン部分が入り込み、固定される仕組みになっています。ここの稼働する部分の内側にバネガ入っていて、クリスタルを押さえる仕組みになっていたはずですが、今はバネガ機能していません。ですから、自動的にクリスタルを固定しませんが、十分に役に立っています。
貴族を思わせる王冠や甲冑。イングリッシュローズ。蜂も紋章に良く登場します。
それぞれの紋章が誰のものであるのかは特定するのは難しく、またどこの国で製作された物なのかもいま一つ不確かです。しかし、シルバー部分の装飾とフォブのデザインを見ると18世紀の後半に製作された物と推測できます。
19世紀の前半にとても多くの華やかなインタリオが製作されていますが、その時代とまた違った武骨な趣が18世紀の作品には漂っていて、異なる魅力を感じさせます。むしろそれがいいのです。
入手困難な回転式のフォブ。水晶に彫られた紋章も魅力的です。そして価格もリーズナブル。
ぜひ手に入れてください。
お気軽にお問い合わせください。
製作年代:18世紀後期、製作国:不詳
素材:ロッククリスタル(水晶)、シルバー
サイズ:4cm×2.8cm(丸環含まず)
クリスタル:2.2cm×1.8cm