Coat of Arms Enamel & Gold Brooch エナメルで装飾された盾のゴールドブローチ
¥308,000
盾の形をした。ゴールドの上にエナメルで紋章を描いたブローチのご紹介です。
この色鮮やかな紋章は、エナメルによって描かれたもので、施されているエナメルは、シャンルベ エナメル(Champleve enamel)と呼ばれるものです。
シャンルベ エナメルは、エナメルを焼き付ける前に、デザインを刻印、彫刻、またはエッチングし、その窪んだ部分にエナメルを彩色し焼き付け、最後にゴールドの表面とエナメル部分を平らに整える技法です。
鮮やかな印象的な青に白地の斜めクロスは、azure a saltire argent 「紺碧の聖アンドリュー十字」と呼ばれるもの。クロスに中心部分に城もしくは塔。盾の上には、横を向く甲冑。これは公爵以下の貴族を表し、パールを載せたクラウンがトップに置かれています。
青い盾に白のクロスを見ると、スコットランドの紋章なのでは?と想像してしまいますが、現時点ではっきりとしたオリジンは分かっていません。因みに私がこのブローチを手に入れたのはイタリアのジェノヴァです。ジェノヴァはフランスにほど近くですから・・・今のところ、特定するのは中々困難です。
このようなエナメルで紋章を描いたブローチは、これに類するもの物は、実はあまり見かけるものではありません。ピンブローチの先端に小さな物が付いたいるのを見ることがありますが、この大きさは余りありません。これ位の大きさだと、描かれたものがはっきりと分かるので、マットに仕上げた赤味を帯びたゴールドに、ブルーとホワイト、そしてブラウンの色鮮やかさが一際目を惹きます。
製作されたのは19世紀の終わり、20世紀の初めだと推測します。
製作年代:19世紀後期~20世紀初頭
製作国:不詳
素材:14Kゴールド
サイズ:3.3cm×2.4cm
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