Georgian Old mine cut Diamond Ring ジョージアン オールドマインカット ダイヤモンド リング
¥50
SOLD OUT
18世紀の後期に製作されたジョージアンリングです。トップの約0.4カラットのオールドマインカットのダイヤモンドは、花の形を模ったベゼル部分から伸びた、とても長い爪にセッティングされています。それを支えるショルダー部分には唐草模様が装飾され、このリングが一つの花の形にデザインされていることが分かります。
花を模ったジュエリーデザインは永遠のモチーフですが、18世紀中期から後期にかけても盛んに作られています。この時代の、いわゆる自然主義的なデザインのジュエリーは、華美にデコレーションされたものではなく、細かな細工の中に、どこか素朴さを感じさせる印象です。優雅に振る舞うのではなく、慎み深く小さく纏めたデザインです。
軽やかに作られたこの小ぶりなリングは、誰もがパッと目を奪われる華やかさを感じさせるわけではありません。しかし、アンティークジュエリーファンの皆様の食指が動く、良い雰囲気を持っています。長い長時を歩んできた落ち着きを、すっと控えめに漂わせている感じです。私達がジョージアンジュエリーに惹かれるのは、そんなところかもしれませんね。
ショルダー部分の唐草模様は、葉の模様を描きながら、所々に空間を作ってあるのがわかるでしょうか。この辺りのショルダーのデザインが、18世紀後期のリングの特徴を表しています。素敵です。
ダイヤモンドを見てください。少しオーバルなオールドマインカット、いわゆるクッションカットです。よく見ると、かなりおおらかなカットです。当時は、とても希少なダイヤモンドを、なるべく大きく残したいと考えていましたから、アウトラインもテーブル面もキューレットも、精密な対称性とは程遠いカットになっているのです。だけどそこから生まれる輝きは、優しくほのぼのとした、心をほっとさせる煌めきになるのです。
華やかなヴィクトリアンのジュエリーと、雰囲気を異にするジョージアンのジュエリー。製作された数も少なく、現存するコンディションの良い物は圧倒的に少量で、手に入れるのがとても難しい時代のジュエリーです。ましてやデザインも良く、日常に身に着けられるリングはごく僅か。本物のジョージアンのダイヤモンドリングを手に入れるチャンスです。
250年前の貴婦人が、このリングを見つめ、微笑んでいる姿が思い浮かびます。
リング下部、外側に2か所刻印。菱形の一部が見えるのはフランスのメーカーズマークと思われます。もう一か所の刻印は判別不能。
◯製作年代:18世紀後期
◯製作国:フランス(推定)
◯素材:ダイヤモンド、ゴールド
◯サイズ:#12.5変更可
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