ヨハン・ゲオルク・ヴェヒターが１７６７年に制作した、エカテリーナ２世がロシア皇帝即位を記念したメダル。この作品は、そのコインをモチーフにしたコーネリアンのインタリオです。
オリジナルのコインには、ミネルバのアトリビュートである鎧兜を身に着け、盾を持ち、月桂樹とフクロウの飾りのついた羽根毛のヘルメットを身に着けたエカテリーナ２世が描かれています。
このインタリオは極小なので装飾の細部まで描き切れていませんが、ヨハン・ゲオルク・ヴェヒターが制作した、エカテリーナ２世のコインをモチーフにしたことがわかります。

リングのゴールドフレームは、断定は難しいのですが、19世紀中期のフランス作品の金色や装いを感じさせます。インタリオは１８世紀終わりから１９世紀初期に制作されたものだと思われます。　
動画:https://www.instagram.com/p/DD9KWqYyHi7/?img_index=2

ロシアの女帝エカテリーナ２世の芸術に対する探究心は、芸術の守護神ミネルバを装った彼女の姿に現れています。このインタリオにもその美しさの片鱗を見ることができます。エレガントで凛々しく表現されているのが素敵です。
研ぎ澄まされたシンプルなゴールドフレームは、コーネリアンの色合いと金色を同調させているのがわかります。
素晴らしいコンディションが保たれています。


製作年代：インタリオ、１８世紀後期から１９世期。　
ゴールドフレーム、１９世紀中期から後期期　推定
製作国：イギリスorフランス推定
サイズ：インタリオ直径1cm、
　　　　指サイズ＃17変更可

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