Art-Deco Diamond Ring アール・デコ ダイヤモンド リング
¥50
SOLD OUT
アール・デコと呼ばれる1920年代に芽生えた、華美な装飾を廃した幾何学的なデザインは、近代化される世の中で作られるものは機能性が重視された、という背景があります。(アール・デコは多様性に富み他にも多くの要素を含んでおり、あくまでデザイン要素の一つとしての説明)
横からこのリングを見ると、鉄筋で作られた橋のような骨組みで構築されていて、その橋のトップにダイヤモンドは置かれている感じです。
そのダイヤモンドを真上から見ると、これもまたラウンドブリリアントカットのダイヤモンドの周りを正方形の枠で囲んでセッティングしています。丸いダイヤモンドを四角く囲んだフレームの下には、一回り大きい四角の角を落とした直線の台があります。
そしてこのリングを特徴的にしているのが、その周りに空間を開けたうえ、表面を磨き上げたプレーンなフレームがあることです。この部分は、ショルダーのラインと整うように傾斜が付けられていて、立体的なデザインを美しくする大切な要素になっています。
こうやってこのリングをよく観察すると、とても細かく計算された素晴らしいデザインなのがわかります。交差した台座部分も凝ったデザインで、糸鋸でくり抜いて作られています。この小さなリングのほんの些細な部分に、これだけの手が入っているのにはとても感心させられます。
機能性が求められた時代にも、見た目の美しさを損ないようにする感覚は、職人の無意識の矜持かもしれません。
皆さんには、現代のソリテールダイヤモンドリングと見比べてみることをお勧めします。いかにこのリングが良質なリングなのかわかるはずです。
製作年代:1925年頃
製作国:フランス
素材:ダイヤモンド(約0.4ct)、プラチナ
サイズ:トップアウトライン直径0.8cm
指サイズ#15(サイズ直し可)
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