"Parisienne" Gold Medal Pendant by Foisil. 「パリジェンヌ」 ゴールド メダル ペンダント by Foisil
¥50
SOLD OUT
風に揺れるドレスと髪。
貴婦人の一瞬の表情を描いた姿は
印象派の絵画のように表情豊かに表現されています。
Foisil作の「パリジェンヌ」と名付けられたペンダントです。
胸元の膨らみと流れるようなドレスの豊かな表現がすばらし。
19世紀後期から20世紀初頭にかけて、フランスで作られたこのような作品は、金型をプレスして製作しています。プレスして作ると言っても、その金型の製作は大変高度なもので、細部までデリケートに製作することは現代では困難です。この金型作りが凄いのです!当然、金型は摩耗してしまうので、細部まで美しく表現するような、高いクオリティーをずっと保つことはできません。ですから無尽蔵に作れるわけではないのです。
このペンダントは、プラチナセッティングした、ローズカットダイヤモンドが胸元とネックレス、そして髪飾りにセットされています。そしてフレームにもがダイヤモンドが取り巻き、高級感を感じさせる仕上がりになっています。
アンリ・ヴェヴェール(Henri Vever)による名著、
「French Jewelry of Nineteenth Century」
このペンダントのことが、以下のように言及されています。
・・・メダルジュエリーに関する議論を終える前に、
Foisilが1899年にM.E.Martincourtのために作成した
「パリジェンヌ」について言及しましょう。
メダル自体も魅力的だったのですが、
Foisilは彼女の髪とネックレスに
ローズカットダイヤモンドをセットし、大変な人気を博しました。
ダイヤモンドを装飾することによって、新たな顧客を獲得し、
その後同様のジュエリーが作られるようになりました・・
メダルジュエリーにダイヤモンドがセッティングされたものを見ることがありますが、
Foisilがパリジェンヌにダイヤモンドを装飾したのを初めとして
このスタイルのジュエリーが流行したということですね。
このペンダントに隠された小さな歴史的事実。
興味深いですね。
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○製作年代:20世紀初期
○製作国:フランス
○素材:18Kゴールド、プラチナ、ダイヤモンド
○サイズ:2.5cm
○チェーン(現代物)は別売り