ジュリアーノを思わせるエナメルが印象的な作品です。

Eを重ね合わせた（と思われる）モノグラムの右側はターコイスブルー、左側にホワイトのエナメルが装飾され、表面にブラックエナメルでドット模様が付けられています。

この色のエナメルにブラックのドットの装飾は、ルネサンスの頃の宝飾品に見られるスタイルで、19世紀に作られたこの作品は、ルネサンス・リバイバル様式といえるものです。

19世紀にイギリスで活躍したジュリアーノは、ルネサンス様式を模したジュエリーの世界を確立し、イギリスの貴族社会の中で評判を呼んでいました。そして現在ではこのようなエナメル装飾は、ジュリアーノのスタイルとして認知され、ジュリアーノのサインが入ったジュエリーはとても高価な取引価格になっています。この作品にはジュリアーノのサインはありませんが、個性的で非常にクオリティーが良く、手に入れずにはいられません。（それに何といっても価格がとてもリーズナブル）

裏側にバチカンがあり、引き上げてペンダントとして使用できるようになっています。

動画☟
https://www.instagram.com/reel/Co1khlygENp/

長い歴史の中で培われた、優美なエナメルジュエリーの世界を感じさせる作品。デザインされたモノグラムの美しさも格別です。

＊最後の画像はジュリアーノ作のペンダント

◯製作年代：19世紀後期
◯製作国：イギリス
◯素材：エナメル、パール、ゴールド
◯サイズ：3.0cm×3.0cm

＊現代物のチェーン別売り
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